王座戦中継棋譜王座戦中継ブログこの対局は…角交換型四間飛車になるんでしょうか。
普通の出だしのダイレクト四間飛車から、自ら角交換。
まぁ普通です。
コメントにもありますが14手目
△3五歩は確かに初めて見ました。
もっと煮詰った段階での△3五歩はあると思いますが、これは早過ぎる印象です。
全八万棋譜から同一局面もないし完璧に新手ですよねぇ。
コメントより
「△3五歩は珍しい手ですね。▲2五歩△3三銀のあと、△2二飛~△3二金~△2四歩のような狙いでしょうか。いずれにしろ、藤井九段の新工夫だとおもいます」(宮田敦史六段)
宮田六段のコメントの狙いの△2四歩 ▲同歩 △同銀は
▲5六角打ちがあるので、やり難い感じがあります。
角交換振り飛車の棒銀では3四の歩があるから成立する戦法だと認識していたので。
仮に△2四歩 ▲同歩 △同飛車の場合は、交換しても低いし居飛車がいいかなぁ。

仮に▲2五歩とすぐに決めると、振り飛車嬉しい展開かもしれません。
狙いがある▲2五歩はいいですが、狙いが特にない場合は突く必要のない歩みたいですし。
突いて貰えると無理なく変形メリケン向飛車になりますし、あり難いですよねぇ。
右の図のメリケン向飛車で昔よく指してた思い出があります。
図から2五の歩をタダで取って銀引いて飛車先延ばして、うま~です。
一目散に囲いに行って且つ▲2五歩を決めている相手にたまぁに今でも使ったりします。
対応知ってる~~?とやってみたり。知らないと嵌め手に近い形で勝てたりしますがw

立石流と石田流を警戒する意味での本譜
▲4六歩は良い手だと思いました。
▲4六歩から振り飛車の狙い筋は
- 石田流
- 変形メリケン向飛車
- 本譜
の三つ位でしょうか。
- 石田流は何となく手損が嫌。
- 変形メリケンは受け止められると堅さ負けするし、中央で動かれても駒が離れていて不満。
- 本譜は四筋の歩が切れた立石流にも変化できたはずですが、お互いに妥協しない展開になりました。
難しいところもあったと思いますが、
順当に敗退した印象です。
順当には失礼かもしれませんが、四間飛車対抗系の急戦だって振り飛車よりも堅くない見返りに、飛車の先着と少しの駒得位を目指すもので、今局は居飛車よりも堅くないのに突っかけて見返りが無い状態では、構想から負けた気がします。

コメントでは流してましたが、
△4四歩は作戦を決めた大きな岐路でした。
△4四歩でばっさりと向飛車と石田流を捨てました。(飛車が動くと4三の傷が出来るため)
私ならノータイムで
△3三銀とします。
ダイレクト四間飛車から石田流はありあえない気がするので、向飛車と立石流の可能性を残しつつ▲2五歩に備える形でどうでしょう。
- 居飛車が囲ってくれば、立石流+△5五銀位まで進出したら振り飛車優勢気分に浸れそうな予感がします。
- ▲2五歩と攻めを見せれば、メリケンで潰すか、立石流で軽く捌くかの方針を振り飛車が決められる予感がします。
まぁ兎に角振り飛車党として非常に残念な結果でごわす。
第2局は09月22日(水)ですか。
楽しみにしていますです。
参考リンク↓
王座戦中継棋譜王座戦中継ブログ居飛車党に贈るダイレクト四間飛車対策 (角交換振り飛車とか)藤井先生のダイレクト四間飛車快勝譜(2009年度順位戦 佐藤vs藤井) (角交換振り飛車とか)
ぃぇ~ぃ
何処が変わったのか確認しながらの起動は楽しみです。
2ちゃんねる用棋譜切り出し・重複管理ソフト 「棋譜の管理」 2010/08/25版
↓ダウンロード&トップページ
http://www.geocities.jp/saltedeggplant/2010.08.25
(1) 戦型検索の項目に新しいカテゴリーを追加。
・4手目△4二玉(▲7五歩型)
・4手目△5四歩(▲7五歩型)
・4手目△8四歩(▲7五歩型)
・4手目△6二銀(▲7五歩型)
・4手目△3二飛(▲5六歩型)
(2) 戦型詳細検索に分類を追加。
・中飛車・ゴキゲン中飛車vs▲3七銀急戦
・中飛車・ゴキゲン中飛車vs▲4七歩型穴熊
・先手中飛車・ゴキゲン中飛車vs△6三歩型穴熊
・矢倉・新藤井システム
・相掛かり・▲5六歩型
・相掛かり・△7二銀型
・相掛かり・△7二銀~△8五飛型
など多数。
(3) 戦型チェックの判定法修正(中飛車、相掛かり、雁木、力戦相掛かり、矢倉等)。
(4) 矢倉・相掛かり、先手中飛車の戦型詳細の自動判定を追加・修正。
(5) 戦型詳細検索の判定法修正。
・相掛かり・引き飛車棒銀
・相掛かり・相腰掛け銀
・相掛かり・▲3七銀
・相掛かり・▲3七桂
・先手中飛車・ゴキゲン中飛車
など修正多数。
(6) リンク切れのURLを修正。
(7) その他バグ修正・仕様変更など。
棋譜中継↓
http://live.shogi.or.jp/oui/kifu/oui20100824_25.html広瀬六段の穴熊って何でこんなに堅いんだろう。
強さと穴熊の堅さは比例するって言うけど、堅すぎるだろうと。
不思議だよなぁ。
四間振り穴がすげぇ優秀に見えて困るよw
あと先番勝ちが続いてるから、今局は広瀬六段の勝ちのはずw
知り合いの対局を観戦してたら、二手損四間飛車の対局でした。

へぇっと思いつつ見てました。
その対局相手は、初見の仕掛けで逃げようのない捌きをやってて、すげぇ驚きましたよw
有無を言わせずに捌く形は大概知ってると過信していました。
天狗ですねw
しかも
超頻出の形で。
ここから▲同歩 △3五歩 ▲同歩 △2五桂の仕掛けです。
△5四角が効いていて
▲同桂と取ると△2七歩があるので、簡単に取れないのが痛いところです。
穴熊相手で▲7六歩が浮いている時に非常に非常に使える予感がします。
実戦は▲同飛 △同飛 ▲同桂となって捌けていました。
▲同飛の所で、▲4五歩が正着でしょうか。
△6五歩と角を苛めて難解な変化になると思いますが、振り飛車悪いわけではないかなぁ。
ただもう少し早い段階ならバッチリ仕掛けが決まったと思いましたが…
まぁ個人的にも△5四角はよく利用する手段なので、この変化を知ったのは大きい気がします。

あと別の変化ですが、△5四角を打たなくても図の変化はいけるという事を再認識しました。
△3三角戦法の数が足りてないのに桂馬の特攻の図です。
個人的にですが
基礎編のp64の変化は軽すぎると思っていました。
何かチートを使っている気分と言う感じでしょうか。
それに一枚金が浮いているから飛車交換出来ないとか微妙だと思っていましたが…
△5四角を打って捌く位なら、最初から狙った方がいいじゃんとの結論に至りました。
考えさせられる観戦でございました。
棋譜中継↓
http://live.shogi.or.jp/ryuou/kifu/ryuou20100816.htmlほんと久保先生って、流行の先手石田流、後手ゴキゲンだよなぁ。
24でもこうゆう人増えた。
角交換振り飛車志向の私は
石田流と中飛車に対して居飛車急戦で行くタイプですので、羽生先生の指し手には注目致しておりまう。
そういえば石田流と中飛車に対して、角交換型相振りをしない理由もありますよ。
二つの戦法に共通して定跡の中に角交換する変化を内包しており、角交換しても対して相手の経験の範囲内であることが予想されるから。
角交換振り飛車が見られる可能性は、次局久保先生が後手番で羽生先生が佐藤流▲9六歩を狙った時くらいでしょうか。
なんか▲3七銀急戦とか▲5八金超急戦とか行きそうな予感がするので、まず見られないでしょう。
居飛車の銀を使った急戦をはぐらかす振り飛車から角交換とか久保先生しないし。
と思ってたら指した。
石田流から▲1八香かぁ。なんかアマの対局で唸るほどありそw
それにしてもですよ。やっぱり藤井六冠王の王座戦だよなぁ。
格別の注目度。
九月九日期待してるよw