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角交換振り飛車 5(+1)つの戦型

この戦法には主に5つ(+1)の戦型があります。

鈴木大介八段の名著「角交換振り飛車 基礎編」の名称で進めます。

角交換振り飛車は5(+1)の入り口(序盤)があり、急戦がなければ、1~2個の出口(中盤)に行き着きます。

序盤は違っても局面が煮詰ると、同一局面になる場合があるということです。
つまり攻め筋は大体似てきます。一つ覚えれば他の形でも応用できるということです。
入り口の違いを理解して頂きたいです。


5(+1)の入り口局面図



5(+1)のプラス1の理由は、スピード角交換戦法において、ダイレクト向飛車と二手損四間飛車は一応別戦法として区別されています。
その二つは最終的に向飛車から同じ理想図を目指します。


△3三角戦法(▲7七角戦法)ダイレクト四間飛車
33kaku.pngdirect-siken.png
居飛車にも変化でき、とても手が広い。
咎めに行っても後手十分な戦法。
藤井九段が後手番で用いることで有名。
通常系、角交換問わず、居飛車に対策迫る。


スピード角交換戦法(二つの戦法を含む)
 
ダイレクト向飛車二手損四間飛車
direct.pngnitezon.png
様々な異名を持ち、角交換振り飛車を
流行らせるきっかけを作った戦法。
従来の角交換振り飛車はこの形を指す。
ダイレクト向飛車に比べ、駒組みし易い。


端歩突き越し角交換振り飛車


ゴキゲンから角交換振り飛車
tukikosi.pnggokigen.png
ダイレクトに向飛車にし、
尚且つ端の位も取る、とても欲張りな戦法。
ゴキゲン中飛車の変化の一つ。
プロの対局で出現率が最も高い角交換振り飛車。



角交換振り飛車 中盤の理想系



図のように六つの入り口がありますが、中盤は大体2つが理想系として考えられています。
振り飛車からの攻め筋もあり、この形にして十分だと思っている振り飛車党はたくさん居ると思います。
他にも立石流やレグスペのような振り飛車穴熊に移行することもできます。

kihon-risoukei-2.png kihon-risoukei-1.png
[ 2010/01/13 ] 基本概略 | TrackBack(0) | Comment(0)

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