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端歩突き越し型 三枚換え定跡 ▲5四歩、嵌め手の変化を考える

sanmaikae-56fu-itimaime.pngsanmaikae-56fu-nimaime.png



三枚換え定跡の裏技とも言うべき▲5四歩
正しい対応を知らないと潰されてしまいます。

この定跡は先後共にあるので、▲5四歩と△5六歩もほぼ同じ局面になります。
あと二つ図のようにそれぞれの局面で打てます、似たような局面ですが定跡的に大きな差があります。

驚くほど難解で詰む詰まないと言う段階まで研究されています。
最終図付近ではこの手が詰めろで入るから振り飛車良しなど、短手数決着を含む変化が多数あります。

参考棋譜が振り飛車後手なので、後手番で進めます。
応手は佐藤先生推奨の△3五馬と鈴木先生推奨の△同歩。

まず一枚目の図から。




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端歩突き越し型 三枚換え定跡 入門、解説

hasifutukikosi-kihon-0.png
端歩突き越し角交換振り飛車に現れる特殊な定跡として、三枚換え定跡があります。
三枚換え定跡は非常に難解で、プロでも普通に踏み込む変化です。

特定の人しか指さないという点で、ゴキゲン中飛車の▲5八金右戦法に似ているかもしれません。 鈴木先生の基礎編で推奨されているように、四手目△9四歩で居飛車かどうか待機する方針があります。
その延長線上に存在するのが端歩突き越し角交換振り飛車です。
ダイレクト使いなら必修の定跡です。
あと後手一手損角換わりの変化の一つとも考えられます。

私の実戦では20回位しか現れていませんが、端歩突き越してダイレクトに向飛車に出来たら非常に非常に欲張っています、咎めたくなる気持ちも分かります。

▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩を好む居飛車党の方は覚えておいてもいい変化だと思います。




渡辺先生のブログでの2008-07-08の該当記事→棋聖戦など。
棋聖戦の棋譜:
2008/07/08 佐藤康光棋聖 vs 羽生善治名人 三枚換え定跡 後手△5二飛

△羽生名人の一手損角換わりに▲佐藤棋聖が9手目▲2四歩と強気に応じ、激しい展開に。23手目の▲1一馬までは類似形が数局あって、定跡化されている手順です。
「飛と銀桂香の3枚換え」は3枚取ったほうが得なケースが多いのですが、この場合、取られた桂香は△振り飛車から見て左の桂香なので「取られた」ではなく「捌けた」と解釈することも出来ます。この3枚換え定跡は見解が分かれるところで、またどこかで登場するかもしれませんね。



先手番後手番両方で現れる形です。
佐藤康光先生の本が先手番なので、それに沿って考えてみます。



2009/07/26 google+rex vs pameus 三枚換え定跡 先手▲5四歩

先手google+rexさんの▲5四歩が炸裂した一局。
25手という短手数で終局してしまいました。



▲5四歩の応手は…
鈴木先生の応用編での正着は△同歩。
佐藤先生の本では、△7五馬。

この対局を見る限り同歩としましょうか。
仮に馬を引いて交換になった後、歩成りに「王手と金」をかけないといけないのが不満ですねぇ。
互角だろうとは思いますが、飛車を手放すのは何か嫌ですよねぇ。

レーティング対局室(早指し)
「google+rex」vs「pameus」
2009/07/26
三枚換え定跡 先手▲5四歩


2008/11/19 船江恒平三段 vs 大石直嗣三段 三枚換え定跡 先手▲7四歩~継歩

新人王戦の対局。
端歩突き越し型の雄、後手大石三段に対して、激しい順に踏み込む先手船江三段。


第40回新人王戦1回戦
「船江恒平三段」vs「大石直嗣三段」
2008/11/19
三枚換え定跡 先手▲7四歩~継歩


2008/09/02 岡崎 洋六段 vs 富岡英作八段 三枚換え定跡 後手△5二飛

順位戦での一局。
後手富岡八段はたまぁに角交換振り飛車を指す方です。
後手一手損角換わりと両方を見た結果で、咎める意味でも三枚換え定跡になった印象です。
先手岡崎六段の馬を引き付けて、三枚で攻める構想がとても参考になります。


第67期順位戦C級1組04回戦
「岡崎 洋六段」vs「富岡英作八段」
2008/09/02
三枚換え定跡 後手△5二飛


2008/07/08 佐藤康光棋聖 vs 羽生善治名人 三枚換え定跡 後手△5二飛

第79期棋聖戦五番勝負第4局での一局。
一番有名な三枚換え定跡だと思います。
後手羽生先生の中飛車から攻める構想は、そのまま定跡になりました。

第79期棋聖戦五番勝負第4局
*「佐藤康光棋聖」vs「羽生善治名人」
2008/07/08
三枚換え定跡 後手△5二飛


2008/06/14 chibisuke16 vs cassis 三枚換え定跡

角交換振り飛車を一時期指していたcassisさんの三枚換え定跡。
途中、△6七馬趣向なんでしょうか。

レーティング対局室(早指し)
「chibisuke16」vs「cassis」
2008/06/14
三枚換え定跡


2008/06/03 T-T 4949... vs huyazyou 三枚換え定跡

将棋倶楽部24での対局。
後手huyazyouさんは三枚換えには珍しく美濃に組み上げ攻勢を狙う。
先手T-T 4949...さんは、飛車打ちを警戒する苦心の構えから馬を作って対抗する展開に。



レーティング対局室(早指し)
「T-T 4949...」vs「huyazyou」
2008/06/03
三枚換え定跡



2008/01/22 田中魁秀九段 vs 平藤眞吾六段 三枚換え定跡

角交換振り飛車を非常によく指している平藤六段の三枚換え定跡。
先手田中九段は馬を引き付けバランスのよい構えで、後手の攻めを受ける展開へ。
三枚よりも手持ちの飛車の方が良かった例の一局。


第66期順位戦C級1組08回戦
「田中魁秀九段」vs「平藤眞吾六段」
2008/01/22


2007/05/15 佐藤康光棋聖 vs 丸山忠久九段 三枚換え定跡 後手△2四歩

△2四歩から馬得になり手を作り難い形ながら、馬を小刻みに動かす後手丸山九段。
難解な中盤から先手佐藤棋聖は端攻めから勝負をかける。


第48期王位戦リーグ紅組4回戦
「佐藤康光棋聖」vs「丸山忠久九段」
2007/05/15
三枚換え定跡 後手△2四歩


2007/03/16 佐藤康光棋聖 vs 中原 誠永世十段 三枚換え定跡 後手▲6八飛

竜王戦での三枚換え定跡。
先手中原永世十段は、果敢に三枚換えに踏み込むが、後手佐藤棋聖は▲6八飛と穏やかな順を選ぶ。
途中、後手が作戦勝ちっぽくなったが、地下鉄飛車から端を逆襲する先手。

第20期竜王戦1組ランキング戦2回戦
「佐藤康光棋聖」vs「中原 誠永世十段」
2007/03/16
三枚換え定跡 後手▲6八飛


2007/01/06 佐藤康光棋聖 vs 深浦康市八段 三枚換え定跡 先手▲8二銀

棋王戦挑戦者決定戦第2局の一番。
三枚換え定跡に踏み込む、先手深浦八段。
途中▲8二銀がゴキゲン中飛車▲5八金戦法の応用で、囲い難くなってしまった後手佐藤棋聖。
難解過ぎる中盤が見物。

第32期棋王戦挑戦者決定戦第2局
2007/01/06
「佐藤康光棋聖」vs「深浦康市八段」
先手▲8二銀


2004/06/25 山崎隆之五段 vs 羽生善治王座 三枚換え定跡 後手△2四歩

第45期王位戦挑戦者決定戦の一番。
後手羽生王座の端歩を見て急戦を選ぶ、先手山五段。
初期の三枚換え定跡の一局。 途中、△2四歩から少し穏やかな変化に。


第45期王位戦挑戦者決定戦
2004/06/25
「山崎隆之五段」vs「羽生善治王座」
三枚換え定跡 後手△2四歩


2009/08/25 金井恒太四段 vs 大石直嗣四段 先手▲6五角~▲7五歩:後手△7五同歩

2chでも話題になった新機軸
▲7五歩には飛車を戻すなどが従来の指し方だった。
端歩を突き越していることと4八銀なので、一応成立しているらしい同歩。
若手の腕力勝負をご覧下さい。

第68期順位戦C級2組03回戦
「金井恒太四段」vs「大石直嗣四段」
2009/08/25
先手▲6五角~▲7五歩:後手△7五同歩


2008/08/13 深浦康市王位 vs 羽生善治名人 先手地下鉄飛車:後手二手損

後手羽生名人端歩突き越し二手損四間飛車から向飛車へ。
先手深浦王位、銀冠に見せかけて、突き越した端を狙い地下鉄飛車で速攻をかける。


第21期竜王戦決勝トーナメント4回戦
2008/08/13
「深浦康市王位」vs「羽生善治名人」
先手地下鉄飛車:後手二手損四間飛車銀冠気味


2009/08/02 木村一基八段 vs 山崎隆之七段 先手▲6五角~▲7五歩:後手振り戻し矢倉

大和証券杯決勝
大一番で後手山八段は、端歩突き越しダイレクト向飛車を採用。
先手木村八段は▲6五角~▲7五歩の対策を用いる。木村八段は腰掛銀から4筋の位を取り攻勢の構えを取る。


第3回大和証券杯ネット将棋・最強戦決勝
2009/08/02
「木村一基八段」vs「山崎隆之七段」
先手▲6五角~▲7五歩:後手振り戻し矢倉


2009/05/19 神崎健二七段 vs 大石直嗣四段 先手▲6五角~▲7五金:後手端歩突き越し

端歩突き越しダイレクト向飛車を採用した大石四段に対し、先手神崎七段は▲6五角~▲7五金で応じる。
△5五角打ちから飛車先を攻める構想を見せた大石四段の先攻が決まるかどうか。


第81期棋聖戦一次予選
2009/05/19
「神崎健二七段」vs「大石直嗣四段」
先手▲6五角~▲7五金:後手端歩突き越しダイレクト向飛車


2007/07/27 佐藤康光棋聖 vs 郷田真隆九段 先手端歩突き越し~急戦:後手△4五角~3五金

先手佐藤棋聖の端歩突き越しダイレクト向飛車から、△4五角~△3五金を選択した郷田九段。
居飛車固める方針を見せた瞬間、玉頭に襲い掛かる先手の構図。


第66期順位戦A級01回戦
「佐藤康光棋聖」vs「郷田真隆九段」
2007/07/27
先手端歩突き越し~急戦:後手△4五角~3五金


2008/07/04 森けい二九段 vs 野月浩貴七段 先手▲6五角:後手△4二金

後手の野月七段は端歩突き越しダイレクト向飛車を採用。
先手の森九段は▲6五角で応ずる。
後手は▲2五歩が決まっている状態では、危ないとされる△4二金とした。
完全なる力戦系に突入する展開へ。

第67期順位戦B級2組2回戦
2008/07/04
「森けい二九段」vs「野月浩貴七段」
先手▲6五角:後手△4二金


2009/04/17 木村一基八段 vs 羽生善治名人 先手▲3五歩:後手端歩突き越し

後手羽生名人の端歩突き越し型。
一手損角換わりを目指したのか、6四歩~6三銀を入れる。
▲3五歩の早い突っかけに、ダイレクト向飛車にして迎え撃つ構え。
急戦の雄木村八段の攻めが続く。

第50期王位戦リーグ紅組3回戦
2009/04/17
「木村一基八段」vs「羽生善治名人」
先手▲3五歩:後手端歩突き越し後手一手損狙い?


2008/06/16 稲葉 陽四段 vs 星野良生三段 先手矢倉:後手端歩突き越し3三角

後手奨励会の星野三段が、稲葉四段に挑む新人王戦での一局。
後手の端歩突き越しに対し▲2五歩を決め△3三角で応じた。
先手は矢倉から筋違い角で開戦。


第39回新人王戦4回戦
2008/06/16
「稲葉 陽四段」vs「星野良生三段」
先手矢倉:後手端歩突き越し3三角


2009/04/02 堀口一史座七段 vs 阿久津主税六段 先手急戦~▲2三角:後手端歩突き越し

最序盤から先手堀口七段が飛車先の突破を狙い、▲2三角から馬を作ることに成功する。
後手阿久津六段も端から飛車を使い馬に狙いを定める展開へ。


第17回銀河戦本戦Eブロック09回戦
2009/04/02
「堀口一史座七段」vs「阿久津主税六段」
先手急戦~▲2三角:後手端歩突き越し


2007/03/23 森内俊之棋王 vs 佐藤康光棋聖 先手▲6五角:後手右玉

タイトル戦 第32期棋王戦五番勝負第4局
2007/03/23
「森内俊之棋王」vs「佐藤康光棋聖」
先手▲6五角:後手ダイレクト向飛車右玉

タイトルの懸かった一局。
後手佐藤康のダイレクト向飛車に先手森内▲6五角の変化を採用。後手は持ち駒の角と金を頼りに、果敢にも急戦を仕掛ける。


端歩突き越し角交換振り飛車 概略

tukikosi.png
ダイレクト向飛車にして、手得(二手損四間飛車に比べた場合)をし、さらに最序盤で端の位を取る事で相手の動きを牽制する狙い。とてもとても欲張りな戦法
序盤から主導権を握ろうとする作戦です。

これには三枚換え定跡と言うプロ間でも評価の別れる難解極まりない定跡が待っており、それを知らないとまず指せない戦法です。

端歩の二手は必ず終盤で効いてくるので、長い将棋になればなるほど、その重要性が上がります。
しかし急戦でこられると全く意味のない手になってしまうので、良し悪しがあると思います。
ちなみに先手番後手番とも三枚換えがあります。

端の位を取る事で、角換わり右玉に変化し易いとも言えます。相手の応手を見て、こちらの態度を決めることができ、幅の広い戦法です。位を取って、二手損四間飛車で大人しく駒組みすることも考えられますが、トコトン欲張りにするべきなのでは?と個人的に思っています。

その理由としてゴキゲン風角交換振り飛車以外、プロの対局では角交換振り飛車は苦戦気味です。
振り飛車からの仕掛けが成立しないと、居飛車にきっちり固めてから攻められてしまい不満が残ります。
この戦法なら端という主張がある分、互角に捌き合っても行ける気がします。








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