fc2ブログ

2010/10/11 コンピュータ将棋「あから2010」VS.清水市代・女流王将 先手▲7八金:後手△4四角

先手「あから2010」合議制のPC。
後手清水市代・女流王将。
プロ棋士対コンピューターの△3三角戦法の一局。
マニアックな戦法を選んで、棋譜を見て驚きました。

特別対局
「清水市代 女流王将 」vs「あから2010」
2010/10/11
コンピュータ将棋VS.清水市代・女流王将の△3三角戦法の序盤だけ考える。(角交換振り飛車とか)
情報処理学会、棋譜元



スポンサーサイト



2009/01/28 羽生善治王将 vs 深浦康市王位 先手▲7八金:後手△2五桂ポン

タイトル戦の一局。
後手深浦王位の△3三角戦法に対して、先手羽生王将は角交換から▲7八金を選択。
▲7七玉から最速で穴熊を目指す先手に、後手は△2五桂ポンで対抗。


第58期王将戦七番勝負第2局
「羽生善治王将」vs「深浦康市王位」
2009/01/28
先手▲7八金:後手△2五桂ポン


2008/08/01 三浦弘行八段 vs 千葉幸生五段 先手桂馬取らず~銀冠:後手△2五桂ポン

銀河戦での一局。
後手千葉五段の△3三角戦法に対して、▲2五歩から美濃の堅陣を目指す先手三浦八段。
早めに△2五桂ポンから揺さぶりをかける後手。
先手は桂馬を取らなかったので、後手は攻めることもできたが穴熊に組み換えを選び、玉頭方面の折衝が始まる。

第16回銀河戦決勝トーナメント1回戦第5局
「三浦弘行八段」vs「千葉幸生五段」
2008/08/01
先手桂馬取らず~銀冠:後手△2五桂ポン


△3三角戦法からの立石流 棋譜案内所

立石流関係の棋譜が増えてきたので、戦型別のアーカイブなど。
△3三角戦法に対して、角交換をする方が増えてきたので、ここまで研究されると正直辛い気がします。
普通の立石流はありません。全て△3三角戦法からの派生です。


居飛車の対策、▲7七角の飛車浮き拒否の棋譜





2009/01/15 窪田義行六段 vs 宮田敦史五段 先手立石流▲6七金:後手△3三角
2008/06/10 塚田泰明九段 vs 小林健二九段 先手▲7七角:後手立石流△4三金
2008/02/21 藤井 猛九段 vs 遠山雄亮四段 先手立石流▲6七金穴熊:後手△3三角
2006/05/01 北浜健介七段 vs 窪田義行五段 先手▲7七角:後手立石流△4三金
2006/03/14 真田圭一七段 vs 畠山成幸七段 先手▲7七角:後手立石流△4三金
2006/01/20 森下 卓九段 vs 杉本昌隆六段 先手▲7七角:後手立石流
2003/01/17 深浦康市七段 vs 鈴木大介七段 先手▲7七角:後手立石流△4三金
2002/12/16 杉本昌隆六段 vs 久保利明七段 先手▲7七角~銀冠:後手立石流△4三金~向飛車




居飛車の対策、最強囲いの棋譜





2008/05/12 中座 真七段 vs 丸山忠久九段 先手玉頭+最強囲い:後手立石流
2008/03/13 daikusan vs jijikoro 先手玉頭+最強囲い:後手立石流
2004/12/23 井上慶太八段 vs 窪田義行五段 先手玉頭+最強囲い:後手立石流~穴熊
2003/10/21 藤原直哉六段 vs 平藤眞吾六段 先手玉頭+最強囲い:後手△3三角戦法~立石流
2003/08/22 中川大輔七段 vs 森下 卓八段 先手玉頭+最強囲い:後手△3三角戦法~立石流
2002/09/04 宮田敦史四段 vs 武田俊平アマ王将 先手玉頭+最強囲い:後手立石流~△4四角
2001/01/25 谷川浩司九段 vs 森内俊之八段 先手玉頭+最強囲い:後手△3三角戦法~立石流


2009/01/15 窪田義行六段 vs 宮田敦史五段 先手立石流▲6七金:後手△3三角

先手窪田六段の▲7七角戦法からの立石流。
後手スーパー敦史君の飛車浮きを拒否する△3三角。
△8五歩が入っていないため、先手楽な駒組みに。後手は四枚美濃に組上げ戦機を伺う展開に。


第22期竜王戦5組ランキング戦2回戦
「窪田義行六段」vs「宮田敦史五段」
2009/01/15
先手立石流▲6七金:後手△3三角


2008/06/10 塚田泰明九段 vs 小林健二九段 先手▲7七角:後手立石流△4三金

先手▲7七角から飛車浮きを拒否しする。
早めの△2二銀~△4三金から桂馬の頭を守るが、あくまでも桂頭に狙いをつける先手。



第67期順位戦C級1組01回戦
「塚田泰明九段」vs「小林健二九段」
2008/06/10
先手▲7七角:後手立石流△4三金



2008/05/12 中座 真七段 vs 丸山忠久九段 先手玉頭+最強囲い:後手立石流

後手丸山九段の△3三角戦法~立石流。
先手中座七段は最強囲いからじっくりした展開に。



第49期王位戦リーグ白組4回戦
「中座 真七段」vs「丸山忠久九段」
2008/05/12
先手玉頭+最強囲い:後手立石流


2008/03/13 daikusan vs jijikoro 先手玉頭+最強囲い:後手立石流

後手jijikoroさんの△3三角戦法から立石流。
先手daikusanさんは最強囲いを選択。
通常玉頭位取りに移行中に、後手は△5三角から動きを見せる。


レーティング対局室(早指し)
「daikusan」vs「jijikoro」
2008/03/13
先手玉頭+最強囲い:後手立石流


2008/02/21 藤井 猛九段 vs 遠山雄亮四段 先手立石流▲6七金穴熊:後手△3三角

先手番ファンタジスタ先生の▲7七角戦法から立石流。
振り飛車党の後手遠山四段は立石流二大対策の一つ△3三角を採用。
藤井先生は立石流▲6七金から穴熊の趣向を見せ、難解過ぎる中盤戦へ。


第56期王座戦二次予選決勝
「藤井 猛九段」vs「遠山雄亮四段」
2008/02/21
先手立石流▲6七金:後手△3三角


2006/05/01 北浜健介七段 vs 窪田義行五段 先手▲7七角:後手立石流△4三金

立石流対策の▲7七角を打つ先手北浜七段。
後手窪田五段の△4三金から、飛車先を巡る攻防になる。



第56回NHK杯戦1回戦第07局
「北浜健介七段」vs「窪田義行五段」
2006/05/01
先手▲7七角:後手立石流△4三金



2006/03/14 真田圭一七段 vs 畠山成幸七段 先手▲7七角:後手立石流△4三金

後手畠山七段の立石流に対して、先手真田七段の▲7七角から浮き飛車を拒否する指し方。
後手は△4三金から桂頭を受け、玉頭方面から果敢に攻める展開に。


第14回銀河戦本戦Aブロック07回戦
「真田圭一七段」vs「畠山成幸七段」
2006/03/14
先手▲7七角:後手立石流△4三金


2006/01/20 森下 卓九段 vs 杉本昌隆六段 先手▲7七角:後手立石流

立石流に対し先手森下九段は▲7七角で飛車上がりを拒否し攻勢を取る。
後手杉本六段は、受け止める方針。


第77期棋聖戦最終予選C組2回戦
「森下 卓九段」vs「杉本昌隆六段」
2006/01/20
先手▲7七角:後手立石流


2005/12/16 屋敷伸之九段 vs 畠山成幸七段 先手矢倉気味:後手△3三角~立石流

先手屋敷九段は、バランス重視の構えで、立石流の動きを牽制する。
低い構えで動き続ける小林九段。
押さえ込みが成功するかどうかの一局。


第64期順位戦B級2組08回戦
「屋敷伸之九段」vs「畠山成幸七段」
2005/12/16
先手矢倉気味:後手△3三角~立石流


2004/12/23 井上慶太八段 vs 窪田義行五段 先手玉頭+最強囲い:後手立石流~穴熊

後手窪田五段の△3三角戦法からの立石流。
先手井上八段は最強囲いで応戦する。
手詰まり模様の後手は穴熊に移行する展開に。


第76期棋聖戦最終予選B組1回戦
「井上慶太八段」vs「窪田義行五段」
2004/12/23
先手玉頭+最強囲い:後手△3三角戦法~立石流


2003/10/21 藤原直哉六段 vs 平藤眞吾六段 先手玉頭+最強囲い:後手△3三角戦法~立石流

先手藤原六段、玉頭位取りと最強囲いの立石流対策。
後手平藤六段は、金銀を繰り替え、玉を逃げる道を作ると同時に手待ち。
先手狙いの▲4六角から攻勢にでる。


第62期順位戦C級2組05回戦
「藤原直哉六段」vs「平藤眞吾六段」
2003/10/21
先手玉頭+最強囲い:後手△3三角戦法~立石流


2003/08/22 中川大輔七段 vs 森下 卓八段 先手玉頭+最強囲い:後手△3三角戦法~立石流

森下八段の△3三角戦法からの立石流に対して、最強囲いで対抗する先手中川七段。△5四歩~△5三角と早めに動く後手。
歩突いただけなのに、手になるんですねぇ。玉頭って…


第62期順位戦B級1組04回戦千日手指し直し局
「中川大輔七段」vs「森下 卓八段」
2003/08/22
先手玉頭+最強囲い:後手△3三角戦法~立石流

2003/01/17 深浦康市七段 vs 鈴木大介七段 先手▲7七角:後手立石流△4三金

先手深浦七段は立石流に対して▲7七角から浮き飛車を拒否する。
後手鈴木七段は△5二金~△4三金右と右金で上部開拓を図る。


第61期順位戦B級1組09回戦
「深浦康市七段」vs「鈴木大介七段」
2003/01/17
先手▲7七角:後手立石流△4三金


2002/12/16 杉本昌隆六段 vs 久保利明七段 先手▲7七角~銀冠:後手立石流△4三金~向飛車

立石流を牽制する意味で、先手杉本六段は▲7七角と飛車を浮かせない手を放つ。
後手久保七段は離れ駒なく向飛車に構え攻勢を狙う。



第74期棋聖戦最終予選C組1回戦
「杉本昌隆六段」vs「久保利明七段」
2002/12/16
先手▲7七角~銀冠:後手立石流△4三金~向飛車



2002/09/04 宮田敦史四段 vs 武田俊平アマ王将 先手玉頭+最強囲い:後手立石流~△4四角

銀河戦でのプロアマ対局。
後手武田アマ王将の立石流に対し、先手スーパー敦史君の最強囲い。
立石流は玉頭戦に弱いので、早めの△4四角から動きに出る後手。


第11回銀河戦本戦Bブロック01回戦
「宮田敦史四段」vs「武田俊平アマ王将」
2002/09/04


2009/04/09 先崎 学八段 vs 鈴木大介八段 先手噂の決定版:後手△3三角戦法~△5四角

第21期竜王戦1組5位決定戦1回戦
「先崎 学八段」vs「鈴木大介八段」
先手噂の決定版:後手△3三角戦法~△5四角


△3三角戦法とダイレクト四間飛車に現れる筋で、▲7七角は決定版と言われている対策。
その噂の決定版に対して、鈴木八段は△5四角で応戦する。
攻め落ち着いてからの、後手の陣形の整備には、非常に感心します。


2009/03/17 田中魁秀九段 vs 上野裕和五段 先手角交換▲6八玉~▲8八角:後手△4四角

第67期順位戦C級1組11回戦
「田中魁秀九段」vs「上野裕和五段」
2009/03/17
先手角交換▲6八玉~▲8八角:後手△4四角

後手の上野五段は▲6八玉を見て、△4四角を打つ、先手田中九段は▲8八角合いから矢倉の展開へ。
後手は菊水矢倉から、少し変わった角換わりに移行。

2009/02/27 加藤一二三九段 vs 阿久津主税六段 先手五筋位取り:後手通常四間飛車

第67期順位戦B級2組09回戦 2009/02/27
「加藤一二三九段」vs「阿久津主税六段」
先手五筋位取り:後手△3三角戦法~通常四間


3三角戦法の出だしながら、通常の四間飛車に移行、居飛車五筋位取りから、先攻する展開へ。


youtube動画 「先崎学のすぐわかる現代将棋 角交換振り飛車 四手目角上がり」 前後編

先崎先生のNHK将棋講座での△3三角戦法解説。

前編:

△3三角戦法の説明
▲6五角打ち
▲6八玉
▲9六歩
△2五桂ポン



狙い筋などを、さらっと解説。





居飛車党に贈る△3三角戦法対策

33kaku.png
△3三角戦法の狙いは、幅広い選択肢を持つ戦法で、一概には言えませんが、振り飛車党なら間違いなく△2二飛からの積極策が狙いになります。

その狙いを防ぐ意味でも、
四手目△3三角を見たら、とりあえず角交換して下さい。
理由:△3三角戦法を咎める▲3三同角の意味

後手は一手損して角を上がっていますし、通常の角換わりでも不満もありません。
居飛車にとって不満な序盤は、攻める事ができず、固めるにも気を使う展開だと思います。








△3三角戦法対策、噂の決定版△2二飛~▲7七角

33kaku-ketteiban-1.png

佐藤康光棋王の△3三角戦法対策(段位は当時のもの)。
当時この対策が出た時には、決定版と呼ばれ、△3三角戦法が無くなる危機がありました。

これと言って変化する余地もなく、あの久保八段が一方的に負かされました。

▲7七角の意味は、△4四歩が突けないので、金銀の応援が効かない桂頭を攻めますと。
単純に早繰り銀から、桂馬を歩で取る狙いです。
すでに桂頭は受かっていませんし、代償も特に見当たりません。

実戦例:
2008/10/26 佐藤康光棋王 vs 久保利明八段 先手噂の決定版:後手向飛車
2008/10/13 谷川浩司九段 vs 橋本崇載七段 先手噂の決定版:後手△4四角





△3三角戦法 ▲6五角打ちは無筋か検証する

33kaku-45kaku.png

角交換から▲6五角は、無筋である。。。本当にそうなのか?
実力の範囲内で検証してみたいと思います。

そう思い立った理由は、2chスレッド 後手番4手目33角戦法
521氏の手順が気になったからです。

並べてみると確かに難しい。
鈴木先生が振り飛車良しと断言しているため、▲4三角成りの筋の解説は一切ありません。
▲4三角成りの代わりに、香車受けてくれたりすると振り飛車良しになるんですが…

調べられる限り棋譜の同一局面を探しましたが、プロの実戦例で▲6五角を打った棋譜はなかったです。






ちなみに521氏の書き込み
521 名前:名無し名人[] 投稿日:2009/09/18(金) 10:42:06 ID:g0IBskpn
大介本にもあったけど45角を先手がうつと先手不利となるけど
いい勝負じゃないか?森内も危険とか>>30で言ってるが。

▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △3三角 ▲同角成 △同 桂
▲2五歩 △2二飛 ▲6五角 △4五桂 ▲4三角成 △5七桂不成
▲5八飛 △4九桂成 ▲同 玉 △4二飛 ▲5三飛成 △5二金右
▲4二馬 △同 銀 ▲2三龍





2008/10/16 清水市代女流王将・倉敷藤花 vs 石橋幸緒女流王位 先手▲7八金:後手△2五桂ポン

第19期女流王位戦五番勝負第2局
2008/10/16
「清水市代女流王将・倉敷藤花」vs「石橋幸緒女流王位」
先手▲7八金:後手△2五桂ポン

▲7八金から穴熊を見せる先手清水女流王将。後手石橋女流王位は△2五桂ポンから固まる前に攻める方針。金銀分断の形ながら受けにまわる先手と、攻めを繋ごうとする後手の石橋先生。


2008/07/30 木村一基八段 vs 谷川浩司九段 先手▲7八金:後手立石流気味

第56期王座戦挑戦者決定戦
「木村一基八段」vs「谷川浩司九段」
2008/07/30
先手▲7八金:後手立石流気味

先手木村八段は▲7八金から明らかに研究手の▲5五角を放つ。後手谷川九段は穴熊に組まれる前に、角を目標に突っかける展開。お互いに薄い玉から、力の篭った捻り合いへ。



2008/10/13 谷川浩司九段 vs 橋本崇載七段 先手噂の決定版:後手△4四角

第58回NHK杯戦2回戦第13局
2008/10/13
「谷川浩司九段」vs「橋本崇載七段」
先手噂の決定版:後手△4四角

▲7七角の決定版に対して、△4四角から△2五桂ポンを組み合わせて挑む後手ハッシー。
二枚角から見事過ぎる光速流を見せる先手谷川九段。


2008/10/26 佐藤康光棋王 vs 久保利明八段 先手噂の決定版:後手向飛車

第58期王将戦挑戦者決定リーグ3回戦
2008/10/26
「佐藤康光棋王」vs「久保利明八段」
先手噂の決定版:後手向飛車

噂の「対△3三角戦法決定版」、△4四歩~△4三の応援を拒否しています。

管理者も実戦でやられたことがあります。
確かに桂馬の頭を狙われてしんどそうですねぇ…

先手佐藤棋王は、比較的珍しい箱入り娘の構え。研究で一発入っちゃった一局でしょう。